研究室でのサバイバルなブログ

研究室とプログラミングと日々の所感をがむしゃらに書いてます

卒論の中間発表が終わりました

研究つらい

キングスマンです。

 

 

今日なんとか中間発表が終わりました。本当に一生懸命に取り組みましたが、それでも準備不足だったようです。プレゼンがうまくできませんでした。

院試が終わってから1か月ほど、すべてのパワーをこの発表に費やしましたといっても過言ではありません。

最近Twiiter上では大学行く必要なくね?といった煽り文句をよく耳にしますが、

せっかくなので理系大学の醍醐味?ともいえる、研究生活で学んだことを書き留めておこうと思います。

3年生までは大学へは授業を受けに行っていただけでした。もっとインターンとかやっておけばよかったと後悔しています。

そんなゆるい大学生活は、4年生の春から研究室に配属されたときにガラッと変わりました。

研究が進まない

研究室に配属されてから半年がたってもあまり研究は進歩していませんでした。

原因は”物事に取りかかるまでの時間がかかる”ことだと考えています。

先生に言わせれば、私の研究への取り組み方は甘かったようです。

研究とは、自分が実験して結果を考察して、もし分からなくなったら主体的に文献を知らべたり、相談しにいったりして進めるものです。

私はめんどくさいことは後回しにしてしまう性格なので、特に自分から先生に相談しに行くということをできるだけ回避していました。先生に相談していくのは、やっぱり緊張しますし、エネルギーがいります。もしかしたら怒られるかもしれません。

ある日、私が自分から相談しに行かなかったことを指摘して、

「僕は(自分の名前)くんの、そういう所(研究への主体性)が弱いのが心配だよ。」

といわれました。先生は優しい言い方をしてくださりましたが、私もそのことを痛感していたので、痛いところを突かれて、つい泣き出してしまいました。

「自分はなんて馬鹿なんだろう」という涙です。

物事に主体的に取り組むには、どうしたらいいのでしょうか?

私は、思い立ったらすぐにやる姿勢だと思ってます。

もしも、実験データの再解析しないといけない場面になったら、

昔であれば「あとでやればいっか♬」とだらだらと後回しにしていたでしょう。

今は、思い立ったらすぐにやるように心がけています。

研究室での活動は、やることがめちゃくちゃあります。でも時間は有限です。

もたもたしていたら、一日はあっという間に終わります。

多少の完璧さを犠牲にしても、すぐにやった方が圧倒的に楽です。

研究は、スピードこそが正義です。

要するに私がこの半年で学んだ一番の教えは、「やるべきとこはさっさと始めろ」という中学生でも分かりそうなことです。ほかにも目的とアプローチを明確に区別して実験計画を考えろとか、いろいろ言われましたが、私にはスピードイズパワーの教えが一番効きました。

今この記事も、本当は明日にでも執筆する予定でしたが、思い切って今書いています。

わざわざ大学で学ぶべきことか?と疑われるかもしれませんが、やはり大学教授というのは頭がよい人たちです。(大変失礼な言い方ですね、すみません)

研究室での過ごし方や、ゼミでの発表から私がどういう人間か見抜いてしまいます。

先生に怒られるときは、たしかに辛いことではありますが、ありがたいことにうちの研究室の先生は、自分の人間性まで含めた研究指導(ある意味で叱責)をします。

社会人になる前に、人間力に関しての指導をしてくれて(まあ、私が勝手にそうとらえているだけかもしれませんが)先生には感謝しております。

 

研究室に配属される前、大学1~3年のときもたくさん勉強して(GPAは高いに越したことはないです)、色々研究を積めばいいと思います。

ありきたりな結論ですが、大学生活が有意義になるかどうかはその人自身にかかっています。

希望する研究室には入れずに、落ち込んでいた時期もありました。

それでも学ぶことは確かにそこ(今いる研究室)にありました。

 要するに、私が言いたいのはね。家柄がよくないために今は好ましくない環境にいるかもしれないけど、自ら変化に適応し、学ぶ気持ちがあるなら、立派な人間に生まれ変わることができるよ

                          キングスマン

 この言葉の”家柄”のところを、今あなたがいる環境に置き換えてみると、きっと何か見えてくるかもしれません。

大学に行くべきかどうか

はてなブログに発声練習というブログがあります。

next49.hatenadiary.jp

この人は大学教員でいらっしゃるようで、大学生の私はこの方の記事から教えられることが多いです。ぜひこのブログの記事をいくつか読んでみてください。

上記で上げた記事には、研究を進める上で必要な、精神的な背骨(つまり価値の判断基準)について説明しています。残念ながら、今の私が持っていないものでした。あと半年の間に、研究室で身に付けばいいなと思います。

たとえば、あなたが中学生、高校生でこの能力(精神的な背骨)ーほかにもさまざまな能力がありますが、-を持っていると断言できる人であれば、もしかしたら大学に行く必要はないかもしれません。どんな道を選んだとしても、あなたなら上手くやれるでしょう。(中学生、高校生でそこまでできる人がいたら、尊敬申し上げます。)

もしもそうでないのなら、とりあえず大学に入って1~3年生までは友達作ってサークルやバイトしつつ、勉強頑張って、4年生では自分が成長できそうな研究室に入って先輩や教授に指導してもらうのも、大変意義があるものだと私は信じています。

 

P.S. あとこの1か月で、自分がどれくらい頑張り続けることができるかが分かりました。今日まで15連勤くらいしました。土日も含めて、毎日朝早くに研究室に行って、夜遅くに帰る生活は本当に辛いものでした。時には研究室に泊まることもありました。硬いソファーで寝ても、朝起きた時は体の関節が痛かったです。また独り言が多くなったり、実験室で軽く発狂したりと、ナーバスになっていました。今の生活をこれからも続けていたら、精神が確実にブレイクしていると思います。

明日から少し休んだら、あの時の7,8割くらいの力で頑張り続けたいです。やるべきとこは、テキパキと、さっさとこなしながら。