研究室でのサバイバルなブログ

研究室とプログラミングと日々の所感をがむしゃらに書いてます

大学院の1次試験に落ちてから2次試験に受かるまで

こんにちは、

やっと院試終わったよ、

キングスマンです。

 

 

今日ようやく大学院の2次試験が終わりました。

何言ってんの?コイツ?という初見の方は、こちらの記事をどうぞ。

 

kingsman.hateblo.jp

 

まだ正式な合否の発表はなされていませんが、筆記試験は確かな手ごたえをかんじましたし、面接もつたないながらも返答することができたので、多分受かっているかと。

(これで不合格だったら、メンタルがやヴぁい)

 

大学院の1次試験に落ちて、上の記事を書いたときは、落ち込んでいましたし、これからどうしたらいいのかについてすごく迷いました。ですが2次試験を受けることになって、改めて化学を勉強したり、進路についてあれこれ悩む時間がありました。今から振り返ると、これは私にとって意味のある時間だったかもしれません。

もちろん、もっと前の段階(理想を言えば入学当初)からきちんと勉強しておけば、優秀なGPAで推薦を受けて筆記試験免除になり、こんな苦労をしなくて済んだとは思いますし、それがベターであることに違いありません。

 

この記事では、私が1次試験に落ちから2次試験に合格(するはず)になるまで、考えたことや行動したことをまとめます。遠回りではありましたが、学びもありました。

 

自分の将来を必死に考えた

まずはこれです。将来と言っても短期的には、進学先や就職先のことです。本来は大学3年生で、いや、もっと前から考えておくべきでした。しかし当時の私はこの大事な作業を怠りました。ただ何となく、大学院に行ったほうが就職に有利だとか、みんなが大学院に行くからという理由で大学院進学という道に流されていました。

院試の1次試験に落ちたとき、まだ2次試験があるから挽回できるという余裕はありましたが、2次でもダメなら今度こそやばいという状況に陥りました。新卒ニートかな?

 

 とうぜん就職の選択肢もありました。就職はまったく考えていなかったため、もう脳内パニックです。

このような危機的状況に追い込まれて、初めて私は、自分の将来を自分で考え始めました。

就職するとはどういう意味なのか、また、大学院に進学するとはどういう意味なのかについてたくさん悩みました。(卒業して来年またどこかの研究室を志願する、第二新卒として就職活動をする)

 

私は今まで、「理系は大学院に行くのが普通だ、就職するなんて邪道でしょ」という偏った見方をしていました。 

ですがこれは間違いでした。私は自分の選択した道(厳密には周りに流されて決めた道だけど)を正しいと信じ込みたくて、それ以外の道(就職)を否定していただけでした。

就職して働くのも立派な選択肢です。自分が"選ばなかったから"、自分にとって"必要でないから"という理由"だけ"で、ほかの道を否定するのは本当に馬鹿です。安易に自分の選択肢を狭める必要はありません。

社会保障の考えも同じだと思います。国は国民から税金を集めて、働きたくても働けない人に生活していけるだけのお金を渡します。

健康で働いている人にとっては、この制度を必要としないでしょう。なのでこんな制度はやめてしまえと主張する人もいるでしょう。しかし、その人がもし明日、事故にあって働けない体になってしまったらどうでしょうか?

過去に自分が必要でないからと否定したものに頼らなくてはならないのは、辛いことだと思います。もしかしたら周りに陰口を言われるかもしれません。そうでなくても結局は昔の自分の価値基準が、自分の存在を否定することになります。

もっと身近にありそうな例を挙げると、自分は理系だからという理由"だけ"で、文系の存在を否定することです。何度も言いますが、自分が選ばなかったという理由だけで、よく知りもしないことを否定するのは間違っています。自分の視野をせまくし、自分が損する結果につながるだけです。

 

大学の保険センターが無料で提供してくれているカウンセリングにも、今度行ってみようと思います。

 

化学が少しだけ好きになった

勉強面に関しても、意外な恩恵がありました。問題は小論文形式だったので、計算よりも用語の説明に重点を置いて勉強しました。

その結果、多少は化学のことがわかるようになり、ちょびっと化学が好きになりました。あくまで勉強としてですが(研究とはまた違うだろう)

 これで大学院で研究するための基礎知識は身についたはずです!!