12月に卒論テーマを変更するのは得策か否かを考えよう
こんにちは、
研究お化けのキングスマンです。
卒業研究で精神が擦り減っていく
大学院入試が無事に終了してから、はや2週間がたちました。今は11月27日ですが、卒業研究に追われる学生の12月なんて、あっという間に過ぎ去りそうで怖いです。
卒論発表の日に無様な醜態をさらさないためにも、これからの日々を大切に過ごさねば。
さて、本日の話題はタイトルの通りです。このブログの半分くらいは、私の卒業研究が進まないことに起因する焦りと悲しみから成り立ちます。
本日、指導教官から「○○(私の名前)君、テーマを変えますか?」と言われてしまいました。前々から何となくテーマ変更の話が出ていたのですが、なまじプライドだけは高いので、そんなことは認めず、「大丈夫です!!)」と元気よく答えていました(今から思えば、いったい何が大丈夫なのか?
4月から研究を始めてほとんど何も進歩がなく、徐々に焦りが積もっていましたが、どうやらこの辺が限界みたいです。テーマが分からな過ぎて、先生の前で何度号泣したことか。考えてみてほしい。20歳を超えたいい大人がえんえん泣いている様を。まあ私のメンタルは豆腐だけど。
何とかごまかしながらやってきたけど、もう何も進歩がなくても悠然と気構えることができません。メンタルブレイク待ったなし!!
先生に相談に行ったら、ここでまさかのめちゃくちゃ参考になりそうな参考文献を渡されました。
「テーマは変えてもいいけど、やっぱり試行錯誤は必要だよ。卒業論文で結果でないかもしれない。その覚悟ある?とりまこれ読んで、もう一回研究のやり方練り直したら?それでも無理だったら、テーマ変えましょう」的なことを言われました。
卒論テーマを変えるべきか考える
ここで一度、12月で研究テーマを変える意味を書き起こしてみます。
もしも、この時期に卒論テーマ変えようかなと思っている人がいたら、参考にしてください。
いちおう私の現在の状況を解説
・工学部の学部4年生(学部は化学系です)
・テーマは理論よりも実験をやって解明していく感じ
・大学院(同じ研究室)に進学予定
・卒業には卒論提出と卒論発表が必要
・実験データはあるけど、完全なデータではない(全くのごみデータではない)
・自分のテーマが何を解明しようとしているのか分からなくなった
・半年以上、研究が進んでいない(もうやる気がないよ)
ざっとこんな感じです。
このまま同じ研究テーマを続けるべきか。テーマを変えるべきか。
次に、私が考慮するべき項目を挙げていきます。
・卒論を書けるか
ストーリーとして、背景と課題⇒実験手法⇒結果と考察、流れができるかどうか。
・指導してくれる、相談できる先輩がいるか
誰もやったことがない研究テーマだと時間的に厳しいです。あまり試行錯誤している時間はありませんから。
・そのテーマに興味関心があるか
モチベーションに関わる大事な観点だと思いますが、別に今のテーマにもそんなに興味があるわけではなく(先生、ごめんなさい)、どんなテーマでも卒論の締め切りというデッドラインが私に研究させるでしょう。
・成果が出やすいかどうか
論文として報告できるようなデータが得られるかという話です。でもそんなのは教授でもやってみなくては分からないでしょう。ましてB4の学生だったらなおさらです。
・実験データが得られやすいか
これは結構重要です。なにせ私の研究がここでつまづいていますから。成果が出やすいかどうかと混同しがちですが、これは実験系に不備がなく、また分析も問題なく完了できるかどうかということです。このデータが予想と反するものだったり、いわゆるポジティブデータであるかどうかとは、関係ありません(たぶん)
・今のテーマと関連するかどうか
できれば、今の研究テーマと近い方がいいでしょう。実験や分析の方法が似ていれば苦労しませんし、基礎知識もすべて一から勉強しなおす必要がなくて助かります。
検討する項目はこれくらいでしょうか。もちろんこれらはすべてが独立な項目ではなく、当然お互いに影響しあってます。
卒業研究から身を守る
先生に言われた通り、結局、テーマを変えても研究の苦しみから逃れられるわけではありません。それができるのは、輪廻からの解脱、つまり卒業か退学したときかな。
必要であれば心を守るために、「卒業研究が人生のすべてではない。研究は進まなくて当たり前」と考えるようにしましょう。完璧主義のあなたはそれを許さないかもしれませんが、最も大切なことはあなたが回復不能なほどのダメージ(うつ病とか)を負わないことです。
それさえなければ、勝負のチャンスはいくらでもあります!!
とりあえず今日は、先生から渡された論文を読んで、もう一度今の研究テーマを再検討してみます。
ではでは。
12月5日追記
今のテーマで続けることになりました。とりあえず先生や先輩の言うことをよく聞いて、たくさん相談して、一人で悩みすぎないように研究を進めていきます。
あと先生に言わせると、もし私が研究テーマを変えるとなれば、"卒業"できるかどうかは分からないそうです(マジか!!!?)