研究室でのサバイバルなブログ

研究室とプログラミングと日々の所感をがむしゃらに書いてます

卒論のラストスパートの前に負のスパイラルにハマっていないか?

 

こんにちは、

すご腕のカウンセラー、キングスマンです(嘘)

 

一度、研究が進んでいないせいで、あまり追い込み過ぎないでください。

今一度、自分の精神状態を把握しておきましょう。

 ※私の半年間の研究生活を振り返って、あの時のアレ、実はやばかったのでは?と思う状態を報告します。精神的に本当につらい人は、専門家のチェックを受けた方がいいです。

 

研究とは何かについて考えまくる

私の場合、これにハマりました。あまりにも研究が進まなかったので、こっちの哲学的な研究ばかりしていました。

研究が迷走してくると、テーマを再検討することもあるでしょう。このとき、

「この研究で自分は何を解明したいのか?」⇒「そもそも自分は何のために研究するのか?」⇒「なんど俺生きてるんだろう....」

のように、抱えている問題を自分の存在意義の問いにまで昇華させてしまいます。

私もこの時期、"研究 つらい"、"卒論 間に合わない"とかでGoogle検索してました。

 

これはデカルトの言葉「我思うゆえに我あり」な状態です。ふつうの学生は、研究室に配属されるまで研究なんてやったことないわけですから、不安になったりうろたえたりするのは当たり前です。

ただ、あまりこっち方面に考えすぎると、変な方向(ちょっとアブナイ考え方)に思想が偏ってしまうと思います。

第一に、そんなことを考えても目の前の研究は1ミリも進まないですから、物思いにふけるのもほどほどにしましょう。外に出て、気分転換するべきです。

 

自分の実験ノートが信じられなくなる

かつてデカルトは、徹底的に疑い続けることで真実にたどり着けると説きました。しかし、いくら自分の実験がうまくいかないからといって、自分で書いた実験ノートまで疑い出す必要はないと思います(本当にノートに間違いがあるかもしれませんが)

私は以前、実験サンプルの分析の問題を抱えていて、疑えるものはすべて疑いました。(サンプル保管用の瓶が汚れていたとか、原料に不純物が入っていたとか)

しまいには、自分で書いた実験ノートさえ疑っていましたが、ここまでくるとやばいなと思い、解決をあきらめました。原因の特定も大事ですが、それが無理なこともあります。時間も労力も有限ですから。

 

自分が世界を正しく認識できているかどうか、そこまで疑いだしたらドクターストップです!!

今すぐ考えるのをやめて下さい。あなたはただ疲れているだけなのです。

早めに家に帰って、ゆっくり湯船にでも浸かって、十分な睡眠をとってください。

その後で、自分の実験を先輩に見てもらったり、実験ノートにメモするときはレ点チェックを入れたりするといいと思います。

 

報告会やゼミを無断で休む

報告することが何もない、プレッシャーに負けて、理由は色々あると思いますが、なるべく行くしかありません。私も今月、連絡せずに報告会を欠席しました(反省してます)その日は大丈夫でも、次の日研究室に行きづらくなるだけです。

状況によるでしょうが、報告会やゼミは、休んだら後でツケが回ってきて苦しくなります。

 

研究室で人と話さなくなる

まず研究室で最も身近な存在は同期だと思います。もし同期の方があなたより圧倒的に研究が進んでいたとしても、その同期を嫉妬するのはやめましょう。

また先輩や指導教員とも、できる限り話した方がいいです。たとえ要件がなかったとしても、あいさつや雑談など、なんでもいいです。とにかく話すことが必要です。

知らないうちに、話しかけるなオーラを醸し出している可能性もありますし、あなたが雑談した後に、「あっ、そうそう、この前君がやった実験の事だけど...」と、先輩や教員が研究について、重要事項を伝えることができます。ようは伝達のハードルが下がります。 

 

先生の指示の意図を正確に読み取れているか確認する

私の研究は、11月ごろから研究がうまくいかなくなり、ついに「あれ、おれは何の研究をしてるんだ?」という状態に陥りました。

研究が迷走し、どうしたらいいかウンウン悩んでいました。

もちろん教授にも相談に

しかし原因は、”教授の指導を誤解していた"ことです。

 

 先週、私は先生に、「せんせい~、研究のテーマが分かりません~(泣)」と泣きつきました。そしたら、教授は、「仕方ないな。これ読んで勉強しな。ノ(紙の束)」

 

教授の真意

 (これに書いてあるモデルを理解して、自分の実験系に当てはめるれば良いことに気付いてほしい)

 

私の誤解

これを全部読んで勉強して、そこからまだ解明されていないことを探して、実験方法を決めて....ムリ!!

 

先生が私に論文集を渡した意図と、私が考えた先生の求めることが完全に食い違っていました。そのせいで、ずいぶんと消耗しました。 もし同じように、先生から何かの指示を受けているが、自分はそれを達成することができないと感じていたら、もう一度先生と話し合ってみるべきです。実は先生が用意したハードルは、あなたが考えているよりずっと低いものだったかもしれません(違ったらごめんなさい)

 

 

 

 

 カウンセラーに行くのもアリだと思う

辛かったら、大学の保健センターが提供してくれているカウンセラーに行ってみるのもありだと思います。私も先日、大学のカウンセリングに行ってきました。

「ほら、色々あったし、なんとなく、ね」

電話で予約して、受付用紙に悩んでいることを書いて、カウンセラーの方と面談しました。若い男性の方でしたが、こちらの話を丁寧に聞いてくださりました。

私が話しているときに、うなずきながら診断表にメモを取っている姿を見て、自分の話を聞いてくれているんだと安心しました。

その時の感情を整理してくれましたが、何かスゴイ解決法を提示してくれるわけではありませんでした。そういうのを期待する場所ではないと思います。あくまで不安や焦りなどの気持ちを吐き出して、整理してもらう場所のようです。

50分ほどお話して、その日は終わりました。相手は聞き上手でしたので、あまり緊張せずに思っていることがスラスラ話せました。あと無料なのもありがたい。

誰だって4年生の研究生活は慣れないことの連続ですし、悩むことも普通だと思います。あまり不安が大きくならないうちに、こういったカウンセリングに行くのもありでしょう。少なくとも、行かなきゃよかったという気持ちにはならないと思います。