理系にクリスマスはありません
まだクリスマスではないですが、クリスマスネタです。
一年に一回のクリスマス12/25に、なななんとゼミが入ってしまいました!
そうすると必然的にクリスマスイブの24は、ゼミ発表のための準備で忙しなるわけです。
もちろん、私の研究室の誰もが好き好んでこの日にゼミをしたいわけではありません。
どうしてもこの日にか空いていなかったからです。もちろん、これが教授の策略なのであったならば、私たちは抵抗運動に励みますが、大学生とはいえ、20歳を過ぎたいい大人です。もう諦めの境地です。
私は工学部ですが、工学とは常に妥協の連続です。あれもしたい、これもしたい、でも時間もお金も労力も限られている。優先順位を付けて、順位が低いものは切り捨てるほかありません。クリスマスを彼女と過ごすことと、ゼミで研究についてチョー有意義な議論を行うことのどちらが大切か、言わずともお分かりですね。
ちなみに言っておくと、去年もクリスマスにゼミをやりました。
もうこれは理系の宿命と思って諦めています。
それはさておき、私の研究室ではたくさんの化学薬品を扱います。もちろん実験用の薬品は、有毒なものもたくさんありますから、スーパーや薬局では買えません。専門の卸売り業者に頼みます。おそらく各研究室ごとに、馴染みの業者があるはずです。
私の研究室ではアルドリッチという会社から、頻繁に試薬を購入していましたが、栓勢つ、こんなチラシを受け取りました。この写真の右上に注目していただきたい。
「クリスマスも実験する皆様へ!」
ほほぅ、どうやらクリスマスも研究室に拘束されている子羊は、私たちだけではなかったようだ。
煽りとも思えるこのチラシにイラつく私をよそに、先生は"30%OFF"のほうに興味があるらしく、「欲しい試薬があったらホワイトボードに書いといて~」と言っています。
もちろん私も欲しい試薬があったので、しっかりホワイトボードに書いときました。
クリスマスにも研究しているなんて、こんな良い子はなかなかいないですよ。あわよくば私のところにも、クリスマスにサンタさんが来てくれないでしょうか?
完成した卒論が欲しいです。
理系の彼氏or彼女を持っている人に知っておいてほしいのですが、研究室によってはクリスマスでさえもマジで研究しないといけないことがあります。
理系の研究室の惨状をご存じでないのなら、ぜひ覚えておいてください。
科学の発展に、聖なる夜は関係ないのです。しかしクリスマスなんて、どこもかしこもカップルだらけなので、彼女がいない男子が町に繰り出してもワンチャンなんてものはないと分かっているはずです。クリスマスにソロの居場所はありません。
それを考えたら、研究室で引きこもって研究していた方が、世のためというものかもしれません。