【悲報】新品の分析装置GC-MSがロストテクノロジーになりそうです
こんにちは、
今日も平常運転、
キングスマンです。
うちの教授がお怒りです。ことの発端は以下の通り。
去年の年末に研究室に新しい分析機器が来ました。GC-MS(ジーシーマス)という高額な装置です。未知物質の定性分析に使います。
この装置は、両手をいっぱいに広げたくらいの大きさで、箱のような形をしています。
詳しい説明は、メーカーのサイトを見てください。
さて、こちらのGC-MSですが、当然マニュアルも付属していますが、納品の日にきちんとサービスマンの方が、使い方を教えてくれました。
1時間ほどの説明が終わって、その日は何事もなく終わりました。
そして今年に入って問題発生!!
いざ学生がGC-MSを使おうと思ったら、正しく使えない(ピークが出ない)
先生に報告したら、「なんで説明受けたのに使えないんだ」とご立腹です(というよりも、しょうがないな~と呆れていると形容した方が適切か)
しかも大掃除でGC-MSに使うはずだった大切な部品(カラム)を無くす(捨てた?)という、ダブルパンチ。ちなみにカラムは10万円くらいするらしい。
大掃除では大切なものを捨てないようにと上の記事で書いたのに。さっそくそれを体現してしまいました。
GC-MSは両手いっぱいに広げたくらいの大きさの、箱型の装置です。
正しく使えれば非常に強力な分析装置ですが、この研究室でこれを使えるひとはいません。新品なのに。
犬も食わない粗大ごみです。
そんなロストテクノロジー(失われた科学技術)にならないように、夕方にいらっしゃるサービスマンの説明をしっかり聞いてきます。
ロストテクノロジーって何?という方は、こちらをどうぞ。
(後日談)
どうやら機械が壊れているわけではなく、使い方が悪かったらしい。買い替える前のGC-MSは20年くらい古いものだった。それと同じノリで使っていたら、トラブルになった。
専門的な話はこちら。*1