研究室でのサバイバルなブログ

研究室とプログラミングと日々の所感をがむしゃらに書いてます

新4年生に伝える、ゼミで質問する方法

 

こんにちは、三度のゼミより飯が好き、

キングスマンです。

 

今日は研究室で新4年生がゼミで活躍する方法についてです。

 

研究室におけるゼミとは何だ?

 

ゼミとは、研究室の活動の一つで、自分の研究成果を研究室のメンバーに発表するイベントです。

研究室では一人一人が違う研究テーマに取り組んでいます。

 

実験室で先輩と一緒になった時に、「何してるんですか~」と尋ねたり、毎週月曜にある報告会(先週の活動と今週の予定を簡潔に報告する)をまじめに聞いていると、少し先輩の研究が分かるようになるかもしれません。

 

ですが、一番手っ取り早いのは、まじめにゼミに参加することです。

 

ゼミでは。最近やった実験から、そのテーマの背景と目的まで、体系的に理解することができます。

 

先輩のゼミ発表をまじめに聞いていなかった 

 

ここまででざっとゼミの大切さについて、書きました。

しかし私が4年生の頃は、先輩のゼミ発表をあまり熱心に聞いてはいませんでした。

もちろん自分の研究と直接関係あるテーマに取り組んでいる先輩の発表は、ちゃんと聞いていましたが。

私の研究室は比較的さまざまてな研究テーマを取り扱っているので、多くの先輩の発表が分かりません。

新しく研究室に配属された新4年生には、私と同じようになってほしくないので、自分なりのアドバイスを書きます。

まず、「私ゼミ発表ちゃんと聞いています!!」アピールをするには、質問するしかありません。

何を質問すればいいのか分からないと思いますが、幸いにも、質問を思いつく方法については、発声練習さんのブログ記事が的確なので、参考にさせていただきます。

 

next49.hatenadiary.jp

 

質問を発するためには、以下の2つのステップを踏む

「情報の欠落に気づく」

「欠落している情報を明確化する」

どうやったら質問を思いつけるの? - 発声練習

 

私は4年生ではあまり上記の能力を養おうとしてこなかったので、修士では身に着けたいです。

 

それはさておき、ここでは新しく研究室に配属された新4年生に、ゼミで質問する方法について、低姿勢なアドバイスを書きます。意識高いアドバイスは、発声練習さんの上記の記事を読んでくれ。

 

肩の力を抜いてゼミで質問する

 

まず私の研究室のゼミ発表は、発表者が前に出て、スライドをプロジェクターでスクリーンに映す。レーザーポインターで図表を示しながら、内容を説明していく。内容の構成は、「背景→既往研究→研究目的とアプローチ→実験結果と考察→結言と今後の計画」である。

発表時間が20分で、質疑応答の時間も20分だ。

 

これは研究室ごとに違うかもしれないが、もしも発表者の発表が終わって何も質問が起きないとやはり寂しいものだ。

 

まず第一に、ゼミ中に質問していいかどうか分からない、

質問してもいいか不安になることもあると思う。

 

これについて。

 

だいだい発表が終わると最後の結言のページを永遠に見せられることになるわけだ。何か質問ないかと思ってこのとき慌てて考え始めたとしても、質問を考える材料はあなたが流しながら聞いていた話と、うろ覚えでしかないスライドの内容、そして、今スクリーンに映し出されている結言(まとめ)のスライド。

 

 

もしここであなたが、「背景の~の単語の意味って何ですか?」と質問したとする。

 

このとき、発表者は背景のスライドまで戻すわけだが、この瞬間が聴衆にとっては結構大事。戻るボタンでスライドを一枚一枚戻す動作は、全体の発表を振り返るきっかけになる。

このとき、他の人が質問を思い出す/思いついたりするから。うちのゼミは、パワポとA3サイズの紙資料を用意して発表することになっているから、この方法は有効だ。

私が覚えている限り、スライドを切り替えさせることで、別の人がそのスライドの内容について質問していた。

私の研究室のゼミのまとめスライドは、文章の羅列のみなので、なかなか質問が思いつきにくい。また、良い質問を考えようと思ったら、中盤で説明された「研究目的とアプローチ」と照らし合わせなくてはならないため、結言スライドから質問するのは難しい。

 

(発表になれている人だと、一度スライドショーを解除してから、該当のスライドを移したりする。このときはあきらめよう。

また、研究室によっては紙の資料がスライドの印刷しただけのパターンもあるので、このときも効果が薄い。)

 

 

われらがドクターの先輩はときどき、スライドを初めから一枚一枚見せてとお願いすることがある。それでここはあーだ、こーだと指摘している。

これは高度なテクニックである。まだ質問力がない学生がこれをやっても、コメントできないと気まずくなってしまう。

 

卒論発表が終わって、2月と3月はゼミがありません。4月になったらまたゼミ地獄が始まると思うと嫌になりますが、また良いアドバイスを思いついたら、ここに追記していきます。

 

ではでは。