研究室でのサバイバルなブログ

研究室とプログラミングと日々の所感をがむしゃらに書いてます

他の研究室の研究機器を借りるときに注意したいこと

こんにちは、

ちょっとモヤモヤ、

キングスマンです。

 

このブログではなるべく楽しいことを書こうと努めていますが、今日は愚痴をはかせてください。本当はこんなことを書きたくはないのですが、どこかで吐き出しておかないと私のモヤモヤとイライラが収まらないので、書いておきます。

事の発端は、他の研究室のM2の生徒さんに、研究室の分析機器を使わせてあげて欲しいと、教授に頼まれた(命令された?)ことです。

 

私の言いたいことは、next49さんの発声練習というブログに書いてあります。

卒業論文・研究のためのアンケート依頼で留意して欲しいこと - 発声練習

私の主張は、ほとんどこのブログの通りですが、これに当事者の視点というか、私の感情をのっけて書いていきます。

 

まずイメージしてください。あなたは、研究・授業・就活・バイトなど、やることがあふれていて、猫の手も借りたい状況です。そんなとき、分析機器を使わせてくれとラインが飛んできます。それは、どうしてその分析をしたいのかの説明がなく、ただ使わせてくれという内容です。そして分析してもらった後は、なんの音沙汰もありません。

 

次のことを忘れてはなりません。

1.分析装置を使わせるのは、その装置を使える人に多量のコストを強いているということ

2.そのコストは、あなたが思っている以上のものであるということ

3.(本来は)依頼された側はあなたの依頼に応じる義務はないということ

4.あなたが卒業しようがしまいが他人にはどうでもよいということ

 

あなたが大変なのは分かります

依頼してきた先輩はM2ですから、就職活動も終わり、いよいよ修士研究の大詰めだということは、研究室の先輩を見ていてもよく理解できます。

何度も何度も、本実験の前に、予備実験(本実験に使う、実験条件を決めるための実験)をやらなくちゃいけない。そのために、分析装置で分析をしないといけない。その装置が私の研究室にしかないのだから、何度も来る必要があるというのも分かりますとも。

大変なことだと思います。

しかしだからこそ、誰かにそれを分かってほしいのと同じように、分析に協力する側もしんどいこと、うんざりしていることを分かってほしいです。

 

 

分析機器を身内以外(自分の研究室以外の人間)に使わせるのはコストがかかる

分析機器を使うのには、電気や標準ガスが必要です。これらのコストはさておいて、ここで強調したいのは、身内以外という点です。身内以外ですと、その人が問題を起こしたときの対処が非常に面倒くさい。実際に問題(装置の故障)を起こした(起こされた)場面に遭遇したことはないのですが、おそらく面倒だと思われます。

問題の対処を外部の人にやらせるわけにはいかないからです。対処といっても、故障箇所と原因を特定し、軽微なトラブルであれば自分で修理して、そうでなければ先生に相談して業者を呼ぶ、といった感じです。

そして装置の使用を監督したいた自分の責任となりますので、自分が先生に怒られます(まあ、原因によるでしょうが)

とくに私の場合、分析時間が長時間に及ぶため、常に私がそばについていることができません。分析のための設定や安定化をやっておいて、サンプルを投入するのはその人にやってもらう感じです。

どんなに簡単な(エラーや故障は起こないと思われる)操作でも、自分ではなく他人にやってもらう以上、万が一のことを考えてしまいます。それは認知的なリソースを、その人のために割いているとも言えます。

使わせてもらう側は、「設定まではやってもらったけど、後は自分でできる。だからそんなに相手に迷惑はかけていないはずだ」と思っているかもしれません。

 

 

 

 

また今日、今週か来週に分析させてほしいと連絡がきました。むむむ。

 

(ちょっと時間がないので、また後日続きを書きます)