【学部不問】大学で一番はじめに学ぶこと
大学生もあと1か月、
こんにちは、
キングスマンです。
今日は大学に入学してから一番はじめに学ぶことを教えます。おそらく学部関係なく、すべての大学生が4月のうちに学ぶことです。そしてこれは社会の根本的な原則を示しています。
「需要と供給」です。
もう少し具体的に言うと、「教科書高けぇぇぇぇぇぇ!」です。
今まで大学受験で皆さんが使った参考書は、1,000~2,000円くらいのものが多いでしょう。3,000円くらいするとちょっと買うか迷ってしまいます。
そもそも何冊もの参考書をやるよりも、一冊を繰り返してやるほうが定着率が高いです。
- 作者: Peter Atkins,Julio de Paula,中野元裕,上田貴洋,奥村光隆,北河康隆
- 出版社/メーカー: 東京化学同人
- 発売日: 2017/03/01
- メディア: 単行本
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例えば私は、物理化学という物理なのか化学なのか分からない分野の教科書に、アトキンス物理化学を買わされました。
この本は6000円もします。しかも〈上〉〈下〉で2冊あります。合わせて12,000円です。
なぜこんなに高いのかと憤慨しているあなたに、一緒に買いに来た学科の彼が「需要と供給だよ」と決めセリフっぽく言うでしょう。
この本を買う人が少ないから、値段が吊り上がってしまうのです。もしアトキンス物理化学が100万部を超える大ベストセラーになれば、1,000円くらいで販売されるかもしれません。
でもそんな世の中も嫌ですね。多様性が大事ですから、好きな本を読むのが一番です。
私もアトキンスは、授業と自習でちょっと開いて読んだくらいですから、最初から最後まで読破したことはありません。そもそもこういった学術本は"読む"という表現が適切なのか。漬物石の代わりに使うとしても、それなら漬物石を買えばよいだけです。1,000円くらいで買えます。
とりあえず、新入生は参考書をたくさん買う必要があります。近くにいる友達が「参考書たかいな~」とぼやいていたら、「需要と供給の関係だね」と教えてあげましょう。
この時、ドヤ顔にならないように注意しましょう。
むやみやたりに知識をひけらかすのは良くないですからね。
最先端でない研究に価値がないという幻想をいかに克服するか
こんにちは、
今日は研究テーマの話です。
突然ですが、これを読んでいるあなたは”石油”と聞いて、どんな印象を持ちますか?
「石油なんて古い、地球環境に悪い、ガソリンスタンド、再生エネルギーの方が優れてる」
こんなところでしょうか。
とくに私は、石油なんて時代遅れだというイメージが強くありました。
しかしあろうことか、私は研究室で石油精製の研究をしております。
もちろん教授に与えられたテーマは、学術研究として、なぜそれを解明しなくてはならないかという点は理解できる。背景と既往研究の問題点から、この研究の必要性は分かっていた。
石油を研究することにモチベーションが湧かない
しかし、私はどうしても、石油の研究はもうやりつくされた、時代遅れのものである印象を持っていた。そして、B4の1年間、ずっと石油の研究をやったけど、ついにその考えは変わりませんでした。
今の時代はやっぱり、再生可能エネルギーだ。水素とかバイオマス、太陽光発電とか、目新しくて楽しそうなテーマはたくさんあるのに、どうして自分は石油なんて研究しているのか。そういう風に卑屈に考えてします。
ここまでくると、私は逆に、常人には理解できないような理由を欲する。他の人には分からない、しかし自分だけははっきりと分かる。言葉で表すこともできるけど、その真髄までは分野外の人には分からない、そんな理由。
余談ですが、ジョジョの奇妙な冒険にペッシというキャラが登場します。
彼の名言?に次のようなものがあります。
「わかったよ、プロシュート兄ィ!!兄貴の覚悟が!『言葉』でなく『心』で理解できた!
ブッ殺すって思った時は、兄貴ッ!すでに行動は終わっているんだね」
「言葉」ではなく「心」で理解できた!というフレーズが私の心に刺さっています。
心で理解するとはどういうことか
きっと教授は、なぜ今石油の研究が必要なのか、その理由を持っているはずです。
いや、どうでなくては困る。
だって教授は、石油化学の研究で博士号をとった人だから!!
それに教授は去年、石油学会に参加するために中東のどっかの国に出張に行った。中東と言えば石油だ。石油が採掘され、海を渡って日本に届き、また蒸留や精製を繰り返し、私たちの元に石油製品として届く。灯油やガソリンはまだしも、石油由来のプラスチック製品からではもうだれも石油の面影を見ることはないだろう。
石油の採掘国で、教授は多くのものを見聞きしたはず。現地の人と石油工業の未来を討論したはずである。
そのような経験があるから、教授は答えを持っているはず。たとえ言葉で伝えられずとも、心に秘めた理由が!!
しかしこの考えは、はたから見れば独りよがりの可能性がある。いわゆる象牙の塔というやつだ。大衆に研究の意義を分かってもらえる努力を怠ってはならない。
だが残念ながら、情熱を持って石油化学を研究する意義を語ることはまだ私にはできない。これは 修行僧のように、何年も何年もそこに身をおいたものだけが獲得できる、神髄なのだ。
もしも、私が石油化学とは違う研究室に配属されたいたら、そして石油化学をやっている友達が身近にいたら、「いまさら石油とか、古くねw」と思う。口には出さずとも。
私「分かったよ、〇〇教授、なぜ今石油の研究が必要なのか。『言葉』ではなく『心』で理解したよ!!」
こんな風に言える日が来るといいな。できれば修士を卒業するまでに。
2月の食事会 今月のメニューはカ〇ーとポテトサ〇ダだよ
新4年生に伝える、ゼミで質問する方法
こんにちは、三度のゼミより飯が好き、
キングスマンです。
今日は研究室で新4年生がゼミで活躍する方法についてです。
研究室におけるゼミとは何だ?
ゼミとは、研究室の活動の一つで、自分の研究成果を研究室のメンバーに発表するイベントです。
研究室では一人一人が違う研究テーマに取り組んでいます。
実験室で先輩と一緒になった時に、「何してるんですか~」と尋ねたり、毎週月曜にある報告会(先週の活動と今週の予定を簡潔に報告する)をまじめに聞いていると、少し先輩の研究が分かるようになるかもしれません。
ですが、一番手っ取り早いのは、まじめにゼミに参加することです。
ゼミでは。最近やった実験から、そのテーマの背景と目的まで、体系的に理解することができます。
先輩のゼミ発表をまじめに聞いていなかった
ここまででざっとゼミの大切さについて、書きました。
しかし私が4年生の頃は、先輩のゼミ発表をあまり熱心に聞いてはいませんでした。
もちろん自分の研究と直接関係あるテーマに取り組んでいる先輩の発表は、ちゃんと聞いていましたが。
私の研究室は比較的さまざまてな研究テーマを取り扱っているので、多くの先輩の発表が分かりません。
新しく研究室に配属された新4年生には、私と同じようになってほしくないので、自分なりのアドバイスを書きます。
まず、「私ゼミ発表ちゃんと聞いています!!」アピールをするには、質問するしかありません。
何を質問すればいいのか分からないと思いますが、幸いにも、質問を思いつく方法については、発声練習さんのブログ記事が的確なので、参考にさせていただきます。
質問を発するためには、以下の2つのステップを踏む
「情報の欠落に気づく」
「欠落している情報を明確化する」
私は4年生ではあまり上記の能力を養おうとしてこなかったので、修士では身に着けたいです。
それはさておき、ここでは新しく研究室に配属された新4年生に、ゼミで質問する方法について、低姿勢なアドバイスを書きます。意識高いアドバイスは、発声練習さんの上記の記事を読んでくれ。
肩の力を抜いてゼミで質問する
まず私の研究室のゼミ発表は、発表者が前に出て、スライドをプロジェクターでスクリーンに映す。レーザーポインターで図表を示しながら、内容を説明していく。内容の構成は、「背景→既往研究→研究目的とアプローチ→実験結果と考察→結言と今後の計画」である。
発表時間が20分で、質疑応答の時間も20分だ。
これは研究室ごとに違うかもしれないが、もしも発表者の発表が終わって何も質問が起きないとやはり寂しいものだ。
まず第一に、ゼミ中に質問していいかどうか分からない、
質問してもいいか不安になることもあると思う。
これについて。
だいだい発表が終わると最後の結言のページを永遠に見せられることになるわけだ。何か質問ないかと思ってこのとき慌てて考え始めたとしても、質問を考える材料はあなたが流しながら聞いていた話と、うろ覚えでしかないスライドの内容、そして、今スクリーンに映し出されている結言(まとめ)のスライド。
もしここであなたが、「背景の~の単語の意味って何ですか?」と質問したとする。
このとき、発表者は背景のスライドまで戻すわけだが、この瞬間が聴衆にとっては結構大事。戻るボタンでスライドを一枚一枚戻す動作は、全体の発表を振り返るきっかけになる。
このとき、他の人が質問を思い出す/思いついたりするから。うちのゼミは、パワポとA3サイズの紙資料を用意して発表することになっているから、この方法は有効だ。
私が覚えている限り、スライドを切り替えさせることで、別の人がそのスライドの内容について質問していた。
私の研究室のゼミのまとめスライドは、文章の羅列のみなので、なかなか質問が思いつきにくい。また、良い質問を考えようと思ったら、中盤で説明された「研究目的とアプローチ」と照らし合わせなくてはならないため、結言スライドから質問するのは難しい。
(発表になれている人だと、一度スライドショーを解除してから、該当のスライドを移したりする。このときはあきらめよう。
また、研究室によっては紙の資料がスライドの印刷しただけのパターンもあるので、このときも効果が薄い。)
われらがドクターの先輩はときどき、スライドを初めから一枚一枚見せてとお願いすることがある。それでここはあーだ、こーだと指摘している。
これは高度なテクニックである。まだ質問力がない学生がこれをやっても、コメントできないと気まずくなってしまう。
卒論発表が終わって、2月と3月はゼミがありません。4月になったらまたゼミ地獄が始まると思うと嫌になりますが、また良いアドバイスを思いついたら、ここに追記していきます。
ではでは。
【悲報】いつから卒業研究が終わったと錯覚していた!?
まだだ、まだ終わらんよ、
こんにちは、キングスマンです。
卒業発表が終わって一安心していたのもつかの間、今日は報告会をしました。そこで「今週の予定」として新しいテーマを探しますと言ったところ、不穏な空気が流れました。
教授「テーマ変えるのはいいけど、今やってるテーマをちゃんと終わらせてからにしなさい」
ワイ「何だって!!!」
卒業研究の最後の流れとしては、卒論提出⇒卒論発表の要旨提出⇒卒論発表の流れでした。卒論発表まで終わりましたが、これは2週間の死ぬ気の頑張りによって、なんとか形にしたものです。
卒論発表さえ終わってしまえば、とりあえず卒業はもう確定したようなもの。
しかーし、
外に向けて成果を発表する機会はもうありませんーー実際には卒論のデータを差し替えることができますーーが、先生はきちんと終わらせてからにしなさいと。
正直もうこのテーマあまりやりたくないのでけれど、キリ良く終わらせることも大事ですね。
私の卒業研究は、もう1か月くらいは続きそうです。
でも肉体的・精神的に余裕ができたのは確かですので、これからは自分でよく考えながら研究を進めていきます。
新しいテーマに何をやろうかな。
【ハッピーエンド?】卒業研究が無事に終わりました
前回の記事から、2週間がたちました。
なんとか今日、卒論発表が終わりました。意外にあっけないものですね。終わってしまった後だから何とでも言えますが、卒業研究程度でどうしてこんなに悩んでいたのか不思議でさえあります。
卒業研究がつらいため、上の記事で就活宣言までしてしまったわけですが、撤回します。これは私なりの現実逃避だったわけです。(幸いにも、この記事の反応は一切ありませんでした。そりゃそうだ!!)
では、前回の記事から、卒論発表までの2週間で起こったことをまとめて書きます。
まず今までやっていた研究データはネガティブなものでした。それだけなら、こういうアプローチでやりました。結果はこうで、ダメでした。理由は~です。という流れにすればいいと思います。ですが不幸なことに、アプローチが全く定まっていないことに気づきました。私はそれまで、先生の言われた通りにやっていただけで、目的達成のためのアプローチについて、きちんと考えていませんでした。質問してきませんでした。
ゼミの発表を通して、これで研究になっているのかなという違和感を覚えていましたが、それでも先生の言われた通りにやっているのだから研究になっているのだろうと考えました。
最終的に、何か解明したことを言うために、追加の実験(というか本実験)を発表の1週間前に行いました。時間がなかったため、本来は3日はかかる実験でしたが、徹夜でやりました。実験開始が午前10時で、終わったのは翌日の午後5時です。休みなく手を動かし続け、幸いにも何とか発表できそうなデータが得られました。
(ありがたいことに研究室の備品として、布団と毛布がありました。よく見ると布団に○○が付いている気がしますが、我慢しました。緑色のクッションは家から持ってきました。起きた時ちょっと腰が痛かったけど、椅子を並べてねるよりはずっとましでした)
スライドも先輩が手伝ってくれました。 今までゼミ中で使いまわしていた背景や既往研究、実験方法のスライドをそのまま使おうとしたとき、「これじゃ分かりにくいだろ」と指摘してくださり、レイアウトや色の使い方についてアドバイスしてくれました。BeforeAfterを比べると、劇的に分かりやすくなりました。
なんとかスライドと原稿を完成させ、何度も何度も原稿を作って、読み練習をしました。中間発表のときは、声を出す練習が不足していたので、何度も声にだして、練習しました。パワポをスクリーンに映して、ポインターを使ってどこを示すか確認しながら、猛練習です。
いよいよ本番です。スライドだけでなく、なるべく聴衆の方を向いて話しました。
発表後、質疑応答の時間で教授たちの質問がこない。どうやらメッセージは伝わっていなかったと思う。良い発表ではなかったかもしれない。
自分の考えを持って研究することができなかったというフラストレーションがあります。修士の2年間でそれをもっと鍛えていきたいという気概さえあります。あれほど院進学を嫌がっていたのに...
卒論発表がうまくいかなかったと思うあなたへ
まずは卒業研究お疲れ様でした!!まずはそれを誇ってください。卒論発表の時、同期の発表を聞いて、自分の発表の拙さを痛感したかもしれません。質疑応答で教授にボロクソ言われたかもしれません。
でも気にすることはないと思います。特にほかの人の発表と比較して劣等感を感じても仕方ありません。だって全員、テーマが違うのですから。実はあなたの研究テーマはめちゃくちゃ難しい、説明しずらいものだったかもしれません。難易度ベリーハード!
(もちろん比較的簡単で、分かりやすいテーマだったかもしれないけど。あなたが難しいと感じたなら、そういうことにしといていいと思う)
同期があなたの無料ゲーなテーマに取り組んでいたら、もしかしたら途中で投げ出していたかもしれません。でもあなたは最後までやり遂げました。実はあなたの研究能力は超一流だったかもしれません。
事故やけがをせず、また精神的に回復不能なほどダメージを負ったわけでなければ、それで十分です(いやこれ、めっちゃ大事だと思う)
謝辞
卒論にも謝辞は書いたけど、急いでいたから適当にしかかけませんでした。「厚く御礼申し上げます」しか書いてない。ここに書いても仕方のないことだけど、同期や先輩への感謝を忘れないように、自分の気持ちの整理にためにここに書いておきます。
(イニシャルは適当です)
まずはK教授へ。
先生にはいろいろご迷惑をおかけしました。時々わたしは、「もうだめだ!!」と研究室から逃げ出して(数日、無断で休んだ)しまったり、ゼミ中に泣き出したりと、問題児であったと想像するのは難しくありません。私が中間発表の後、とあるトラブルでこじれた時、先生にいろいろ諭されました。私が自分の非を認め、「今回の件は私が悪かったです。反省は~で、今後は気を付けます」と言ったときに、先生は「反省はしなくていい!」とおっしゃいました。私はその時、「???」でした。その後で先生の言葉をもう覚えていません。私はこれまで、何か失敗したら反省してつぎに生かさなくてはならないと考えていました。それが当たり前だと。先生の言葉がどういう意味だったのかは、もう尋ねることはできませんが、院に進学して、あと2年間先生のもとで学べば、分かる日が来るのでしょうか。
とにかく、この一年間、先生にはいろいろな指導を受けました。きついことも言われたました。楽しいことだけではありませんでしたが、学びもいくらかありました。もしもう一度研究室選択からやり直せるとしたら、また先生の研究室を選ぶかと言われたら、たぶん返事はNoですが...
K教授には厚く御礼申し上げます。
つぎにY助教へ。
今後のブログ運営
今まで書いてきた記事の半分くらいは、「研究つらい」に収束します。
研究をテーマに書くとしても、もっと前向きな記事にしてきます。
もっと楽しい話題の記事を増やせるように頑張ります。
P.S ブログ更新していなかったせいか、上手く文章が書けない...
【就活始めます】まじで大学院進学をやめてITエンジニアとして就職したい
こんにちは、みなさんお元気ですか?
私は1月の中旬からインフルエンザにかかってしまい、1週間以上寝込んでしまいました。その結果、卒業研究がだいぶピンチな状況です。
インフルエンザの話はさておき、最近は大学院に進学すべきかどうか、本気で悩んでいました。
本当はこんな記事を書いている時間はなく、卒業研究に充てた方がいいのですが、
書いた方が気持ちの整理になるので、書くことにしました。
(最後の方に、就活のお知らせがあります。もし企業の採用担当者様がご覧になっていたら、ぜひ最後の方だけでもお読みください)
結論はタイトルの通りです。もう大学院に進学したくありません、私は就職したいです。そもそも大学院に合格するまでの経緯は、過去記事をご覧ください。
まず私は8月の大学院の1次募集に落ちています。10月ごろにあった2次募集でようやく拾ってもらった感じです。
恥ずかしい話ですが、4年生の8月まで就職するという考えなど微塵もありませんでした。大学の学科の人たちも、ほとんどが大学院に進学します。もちろん就職するために、大学3年生の冬ごろから活動している人たちもいましたが、少数派であったので、「就活してるんだ、ふーん」くらいの気持ちで見ていました。
しかし1次募集が不合格だったときから、私の進路に就職という選択肢が浮上してきました。
それでも、何とか2次募集で合格をいただいたので、やはり進学するという道に落ち着きました。少し就活をしてみようかなとも考えましたが、卒業研究が忙しく、その時間はありませんでした。
大学院でやっていく自信がありません
私が研究室に配属されてから1年ほどが経ちました。この期間、ほとんどの時間を研究に費やしたと思います。大学3年生までとはうってかわって、目まぐるしい忙しさでした。もう研究に疲れてしまいました。
研究がつらい原因はいろいろあると思います。でもどうして研究がつらいのかは、今は書かないでおきます。というか、考えても仕方のないことでしょう。いまさら理由はどうでもいいです。
修士の先輩を見ていると、学部4年生の自分よりも時間的に忙しく、さらに研究も求められるレベルが高くなっていると感じます。学士の研究でさえ、すでに半泣きの状態で取り組んでいる状態です。
もし修士課程に進学しても、やり遂げる自信がありません。修士課程で学ぶこともたくさんあるでしょう。でも修士2年間の間に、精神的に病んでしまうという可能性もあります。
ITエンジニアとして働きたい
上記の理由から、私は大学院に進学するのは辞退しようと思っています。しかし、卒業研究で疲弊している今の状況で、人生の大事な決断をするのはあまりにリスキーです。まだ両親にも先生にも、この決意は話していません。
とりあえず、2月14日に卒論発表があります。この発表を持って、とりあえず私の卒業研究は終了になります。これさえ乗り越えることができたら、私は大学を卒業できるでしょう。
卒論発表から1週間くらい経っても、進学せずに就職したいという思いが変わらなかったら、両親と先生に相談したいと思います。
体感的には、70%くらいの確率?で進学を辞退します。もう限界ですから。
大学院に進学しないという選択を、卒業2か月前の今にするのは非常に悩ましいことです。何よりも残念なのは、就活において武器になる新卒カードを失うことです。当たり前ですが、就職先は決まっておりません。
就職希望としては、ITエンジニアとして働きたいです。大学院(化学系)で修士号を取ったからといって、ITエンジニアとして就職できないなんてことはありません。しかし、情報工学ならさておき、自分の専攻である化学で修士号を取っても、ITエンジニアとして就職するのに、専門性として優遇されることはないでしょう。
ITエンジニアになるための就活を始めます
前置きが長くなりました。まだ確定ではありませんが、大学院進学は辞退します。そして、始めるのが遅すぎる就活を、今から行います。
【私のスペック】
年齢:23歳(1年浪人してます)
性別:男
大学での専攻:化学
TOEICの点数:790点(大学で実施)
※英語は話すのは下手ですが、読むのは得意です。研究室では英語論文をたくさん読みました。
希望職種:ITエンジニア
今年の3月に大学を卒業します。つまり新卒です。
「ちょうど新卒がもう一人欲しかったんだ」という企業の方に、興味を持っていただけたら幸いです。
もちろんそんなにうまくいくとは思っていません。卒業して1年くらいはフリーターになってしまうかもしれません。長期戦ですね。
1日でもはやく、正社員として働きたいです。肝心のプログラミングスキルですが、Progateとか市販の教本をなぞったくらいです。だから完全にポテンシャル採用という形になるでしょう。
卒論発表が終わったら、どんどん勉強していきます。多くの採用担当者に興味を持ってもらえるように、ポートフォリオとか作品も作っていきたいです。
では、私の状況を理解していただき、ちょっと話聞いてみるかなという方がいらっしゃいましたら、TwitterでDMをお願いします。
また、「ITエンジニアとしてキャリア相談にのってやるかな」という方、「就活するならこういうことやるといいよ」などアドバイスをくださる方、「職場見学してもいいよ」という企業の担当者の方も大歓迎です。ITエンジニアとして働くということの情報が不足しているので。
2月14日までは卒業研究で忙しいので、直接お会いするなどは時間的に難しいですが、Twitterはちらちらと確認しております。
まとまっていない文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
あと2週間、とりあえず卒業できるように、死に物狂いで頑張ります。
1日に100pvもない弱小ブログですから、もしかしたら誰にも見られないかもしれません。
ですがこの記事を書いたおかげで、気持ちの整理ができました。
では、2月14日以降に、またこのブログでお会いしましょう。上手くいけば、次の記事タイトルは、「卒業研究が無事に終わりました」になるはずですから。
みなさん、インフルエンザに気を付けて。卒業研究に取り組んでいる人は、一緒に頑張りましょう。